長期ビジョンに基づく「人的資本経営取組方針」を制定し、ほくほくFG全体で人的資本経営に取り組んでいます。さらに、目指すべき姿(To be)を「人的資本経営の3つの柱」として整理し、その実現に向け6つの具体的アクションを実行しています。
「お客さまとともに価値創造の好循環を生み出し、地域の持続的な成長に貢献できる人材の育成」及び「多様な人材が働きがいを感じながら、自身の価値の向上に自律的に取り組んでいける環境の整備」を人材育成および社内環境整備に関する方針として定め、現状(As is)の課題を基点に、To beからのバックキャスティング思考も取り入れながら人的資本経営を実践することで、職員と組織の持続的成長に引き続き努めてまいります。
地域金融サービス業である当行にとって、最も大切な経営資源の一つが「人的資本」です。
この人的資本を「必要人材の確保と育成」の両面から捉え、人事施策への反映と効果検証を繰り返し、時代に即した適切な人的資本を構築していくことが、当行における「人的資本経営」であると考えています。
「戦略領域人材の計画的創出」を最優先課題として、必要人材の計画的育成に取り組んでいます。
高度な専門知識の習得や実務能力、経営感覚の醸成、人脈の形成を目的として、公募による外部派遣研修を積極的に実施しています。特に中期経営計画の重点戦略とも連動した「DX・コンサル・SX」にかかるプロ人材育成を図るための外部派遣に積極的に取り組んでいます。
また、専門知識やマネジメントスキル、将来のリーダー養成等の各種研修体系を整備しています。
DX・コンサル・SX人材の定義
新卒採用・キャリア採用とも近年外部環境が大きく変化しています。新卒採用については学生の減少や首都圏への集中により競争が激化しています。一方でキャリア採用については、人材の流動化が進み転職市場は活況を迎えております。新卒採用の転機とキャリア採用の好機に対応するため、いずれも戦略的な採用活動を展開しております。
また、中長期に渡るサステナブルな採用を実現するため、過去のつながりを「資産化」するタレントプールの構築を進めています。当行退職者や内定辞退者、職員からの紹介者など過去当行と接点があった人材に対して、これまで以上に当行に魅力を感じてもらえるような取り組みや採用に関する情報発信を継続していきます。中長期的なつながりを構築することで、当行に応募しやすい機会を創出していきます。
タレントプールの仕組み
ダイバーシティ推進室が中心となり、多様な人材がワークライフバランスを実現しながら働き続けられる環境づくりに積極的に取り組んでいます。また、キャリアアドバイザー面談やセミナー開催等による復職サポートの充実を進めており、「プラチナくるみん」「えるぼし(3段階)」を取得しています。
詳細はこちら
職員が自ら挑戦できる機会を提供することで、幅広いキャリアを実現できる環境を整えています。また、一人ひとりの「やってみたい」を尊重し、自ら手を挙げられる組織風土醸成に努めています。挑戦したい業務に取り組める「チャレンジ・ジョブ」「ワークサイド・ジョブ(社内副業)」「お試しインターン・シップ」を公募形式で実施しています。
また、職員の挑戦を後押しするため、「1on1ミーティング」等のサポート体制を拡充しています。一人ひとりの意欲を向上させ、安心してチャレンジできるよう丁寧な支援を心がけています。
公募形式の機会
1on1ミーティングのイメージ
職員のワークライフバランス充実のためメリハリが利いた働き方の実現に取り組んでいます。ライフイベントに合わせた制度休暇の整備、有給休暇取得促進に取り組んでおり、今後も、職員の「ウェルビーイング」を実現すべく、新しい価値観に対応した働き方や福利厚生制度の拡充により職場環境の更なる改善を図っています。
また、「健康経営宣言」により、健康保険組合・産業医・職員組合とともに職員の心身の健康保持・増進をサポートし、職員の健康に基づいた健全な金融サービスの提供を通して、活気あふれる地域づくりに貢献することを宣言しています。ウォーキングキャンペーンをはじめとする各種キャンペーン・セミナー開催等、健康保持・増進に繋がる施策を実施しており、「健康経営優良法人・ホワイト500」の認定を取得しています。
詳細はこちら