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宝くじに当たったらまず何をする?受け取り方・税金・高額当選時の注意点を解説

「宝くじに当たったら何をしようか」と、宝くじを買うときに夢を膨らませる、あの幸せな時間は誰にでも経験があるでしょう。しかし、実際に当せんした場合、まず何を確認すべきかを知らないまま過ごしていると、受取期限の1年以内に換金できず時効になってしまうケースも存在します。

本記事では、宝くじの当せん金の受け取り方・税金の扱い・高額当選時の注意点・購入方法まで、分かりやすく解説します。

宝くじに当たったらまず確認したいこと

宝くじが当せんした際に、まず確認すべきことは「購入方法(どこで買ったか)・当せん金額・受取期限」の3点です。当せん金の受け取り方法は宝くじを購入した場所によって異なり、それぞれ手続きが変わります。

受け取れる期間は支払開始日から1年以内と定められており、期限を過ぎると当せん金を受け取る権利が失われてしまいます。当せんに気づいた時点で、落ち着いて早めに行動しましょう。

当せん確認の方法──まずチェックしてみよう

普通くじ(ジャンボ宝くじ等)の当せん番号は、宝くじ公式サイトの「当せん番号のご案内」ページで確認できます。数字選択式くじ(ロト7・ロト6・ミニロト・ナンバーズなど)については、売り場の端末や宝くじ公式サイト、ATMの画面でも当せん確認が可能です。

ATMや宝くじ公式サイトで購入した宝くじは、当せん金が自動的に口座へ振り込まれるため、換金手続きは不要です。口座の入出金履歴を定期的に確認しておくと安心でしょう。

当せん金の受取期限は1年──時効に注意

宝くじ売り場・コンビニで購入した宝くじが当せんした場合、当せん金を受け取れる期間は支払開始日から1年以内と定められています。この期限を過ぎると時効となり、当せん金を受け取れなくなるため注意が必要です。

スクラッチの場合は券面に記載の支払期限が適用されます。「古い宝くじが出てきた」という場合はまず当せん番号を確認し、当せんしていれば早急に換金手続きを進めましょう。なお、宝くじの時効当せん金は、発売元である地方自治体の収益として扱われ、公共事業や社会福祉に活用されます。

宝くじの当せん金はどう受け取る?

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当せん金の受け取り方法は、宝くじを「どこで購入したか」によって大きく異なります。

1.宝くじ売り場:当せん金額によって受取場所が異なる

2.宝くじ公式サイト・金融機関ネット販売:登録口座へ自動振込

3.ATM:購入に使用したキャッシュカードの口座へ自動振込

2と3は手続き不要で当せん金が振り込まれるため、利便性が高い方法です。

売り場で受け取れる範囲──5万円以下が原則

宝くじ売り場で受け取れる当せん金は、原則として1当せん金または1口あたり5万円以下に限られます。ただし、「10万円マーク」のある売り場では10万円以下まで受け取れます。

基本的に5万円を超える当せん金については、みずほ銀行本支店(一部を除く)での受け取りです。100万円を超える当せん金を受け取る場合は、本人確認書類が必要で、手続きの都合上、受け取りまで1週間程度かかる場合があります。なお、コンビニでは宝くじを購入できる場合がありますが、当せん金の受け取りは購入したコンビニではなく、所定の宝くじ売り場やみずほ銀行本支店などで行うため、注意が必要です。

ATM・ネット購入は自動振込で手続き不要

ATM宝くじサービスで購入した場合は、当せん金が購入に使用したキャッシュカードの口座へ自動振込されます。宝くじ公式サイト(ネット購入)で購入した場合は、事前に登録した当せん金受取口座またはお預かり当せん金として自動で振り込まれます。

忙しい方や手続きの手間を省きたい方に向いている購入方法といえます。

宝くじの当せん金に税金はかかる?

宝くじの当せん金には所得税が課されず、通常、所得税の確定申告も必要ありません。また、当せん金そのものは所得税の課税対象となる所得ではないため、住民税についても課税されません。根拠となる法律は「当せん金付証票法」第13条で、「当せん金付証票の当せん金品については、所得税を課さない」と明記されています。[注1]

この規定により、宝くじの当せん金は「所得」とはみなされず、確定申告も不要です。「一時所得では?」と思われる方もいるかもしれませんが、宝くじの当せん金は所得税法上の一時所得には該当しません(当せん金付証票法が特則として優先されるため)。

宝くじの販売額には、すでに収益金という形で自治体への公的財源が含まれています。宝くじは「購入すること自体が社会貢献」という性格を持つ制度設計となっており、宝くじの販売収入の一部は、発売元である地方自治体の収益金として公共事業などに活用されています。

なお、宝くじと同様にスポーツくじ(toto・BIG・WINNER)の当せん金も非課税です。「スポーツ振興投票の実施等に関する法律」により、個人が受け取るスポーツくじの当せん金は所得税の課税対象外と定められています。複数の種類のくじを楽しんでいる方も、いずれの当せん金も安心して受け取れます。[注2]

[注1]e-Gov 法令検索 当せん金付証票法

[注2]e-Gov 法令検索 スポーツ振興投票の実施等に関する法律

当せん金を分配すると贈与税がかかる場合がある

当せん金を本人が受け取る場合は非課税ですが、他の人に分配(贈与)すると贈与税の課税対象となる場合があります。贈与税には年間110万円の基礎控除があり、110万円以内なら非課税ですが、それを超えると受け取った側に贈与税がかかります。また、複数年にわたる贈与について事前に約束している場合などは、別の取り扱いになることがあるため、高額な贈与を行う場合は税理士などに確認しましょう。[注3]

例えば、ロト6の2等に当せんして1,000万円を受け取り、その半額をパートナーに渡した場合、500万円の贈与として贈与税の計算対象です。家族で分け合いたい場合は、ジャンボ宝くじや全国通常宝くじであれば宝くじ公式サイトの「共同購入」機能を使って共同購入者として登録しておく方法もあります。

共同購入の場合は、あらかじめ共同購入者として参加し、購入枚数に応じて当せん金が分配される仕組みになっています。そのため、当せん後に当せん者が自分の当せん金を家族などに渡す場合とは、税務上の取り扱いが異なります。

[注3]国税庁 No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税)

当せん金が相続財産になる場合も

当せん金を受け取った方が亡くなった場合、受け取った当せん金の残額は相続財産として相続税の課税対象です。宝くじの当せん金だからといって相続時に特別扱いされることはなく、他の財産と同様に扱われます。

相続税の基礎控除は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」で、相続財産の合計がこれを超える場合に相続税が発生します。高額当せんの場合は早めに税理士などの専門家に相談するとよいでしょう。

高額当せんしたときに気を付けたいポイント

高額当せんは夢でありますが、そのときの行動や心構えを知っておくことが、後のトラブルを防ぐ重要な準備となります。まず当せんした事実はできる限り秘密にすることが基本で、周囲への告知は当せん金の受取・資産整理が完了してからにするのが無難です。

次に、高額の当せん金を受け取った後はその管理・運用についても計画が必要で、安全確実な金融機関での保管・資産分散が重要です。

秘密にする

宝くじの当せん金を周囲に話すことで、人間関係にトラブルが生じる事例は少なくないともいわれています。特に高額当せんの場合は、家族や友人、職場の知人などからお金の相談や援助を求められる可能性もあるため、当せんした事実をむやみに話さないことが大切です。

高額当せん後は、まず落ち着いて当せん内容を確認し、受け取りの手続きを進めることを優先しましょう。

当せん券は大切に保管

高額当せんが判明したら、まず気を付けたいのが当せん券の管理です。売り場やコンビニなどで購入した宝くじは、当せん金を受け取る際に当せん券が必要となるため、受取手続きが完了するまではなくさないように保管しておきましょう。

紛失や破損のリスクを考えると、不必要に持ち歩いたり、人に預けたりすることは避けたほうが安心です。保管場所を決め、必要なとき以外は取り出さないようにしておくとよいでしょう。

また、当せん券を撮影して記念に残す場合も、写真をSNSなどに公開することは控えるのが無難です。当せんしたことが周囲に知られるきっかけになるだけでなく、券面に記載された情報が第三者の目に触れる可能性もあります。高額当せん後は、当せん券だけでなく、当せんに関する情報そのものを慎重に扱うことが大切です。

当せん金の管理・資産分散

高額の当せん金を受け取った後は、その保管・運用が次の課題となります。まずは信頼できる金融機関の口座で安全に保管し、使い道を焦らず検討することが基本です。

大きな金額の場合は、預金保険制度(1金融機関あたり預金者1人につき元本1,000万円までとその利息等が保護)を意識し、複数の金融機関に分散することも有効な手段の一つです。将来の資産運用・相続対策など中長期的な視点での資産管理については、北海道銀行の担当者や税理士・ファイナンシャルプランナーへのご相談もぜひご活用ください。

高額当せん後は、「突然お金が増えた」という心理的な変化から、衝動的な大きな買い物や安易な投資判断をしてしまう方も見られます。当せん金の使い道を冷静に計画するためにも、高額当せん直後は、まとまった支出や投資を急いで決めるのではなく、まず資金を安全に保管したうえで、使い道や運用方針を、時間をかけて検討すると安心です。

宝くじを買うことの社会的意義──収益金の使い道

宝くじを購入する意義は、当せんの夢を買うだけではありません。販売総額のうち賞金・経費などを除いた46.5%が収益金として、発売元である全国都道府県および20指定都市へ納められます。[注4]

この収益金は高齢化・少子化対策、防災対策、公園整備、教育および社会福祉施設の建設改修などに活用されています。宝くじを購入することが、地域の公共事業を支える社会貢献につながっているのです。

つまり、宝くじの当せん金が非課税である理由は、販売価格の中にすでに公的財源への貢献(収益金)が含まれているからです。当せんしても税金がかからないことと、収益金が社会に役立てられていることは、表裏一体の制度設計となっています。

[注4]宝くじ公式サイト 収益金の使い道

北海道でも宝くじ収益金が地域に活用されている

北海道でも宝くじの収益金は地域の公共事業・福祉に幅広く活用されています。令和6年度には道内で約161億円の宝くじが発売され、うち約59億円の収益金が以下のような事業に使われました。[注5]

・少子高齢化対策事業

 乳幼児・ひとり親家庭・重度心身障がい者等への医療費助成

 バリアフリー設備の整備

・土木施設維持管理事業

 道路・河川・砂防・海岸の設備の維持補修

・芸術文化振興事業

 北海道立美術館・北海道立総合博物館の運営

 (公財)札幌交響楽団に対する補助金

北海道で宝くじを買えば、北海道のために使われるため、宝くじの購入は夢を買うと同時に、地域への貢献でもあります。

[注5]北海道 総務部財政局財政課 宝くじのページ(収益金の使い道)

宝くじの種類と購入方法

北海道銀行_No.4記事中画像②_宝くじに当たったらまず何をする?受け取り方・税金・高額当選時の注意点を解説.jpg

宝くじには大きく分けて「普通くじ(ジャンボ宝くじなど)」「数字選択式くじ(ロト7・ロト6・ミニロト・ナンバーズなど)」「スクラッチ」「スポーツくじ(toto・BIG・WINNER)」の4種類があります。

購入方法は「売り場」「ネット(宝くじ公式サイト)」「ATM」の3通りです。それぞれ取り扱っている商品が異なります。北海道銀行では、ATMでの数字選択式くじの購入とスポーツくじ(toto・BIG・WINNER)の取り扱いを行っています。

売り場・ネットでの購入

全国の宝くじ売り場では普通くじ(ジャンボ宝くじ等)・スクラッチ・数字選択式くじを購入できます。一部のコンビニではロト・ビンゴ5・ナンバーズの購入が可能ですが、コンビニでは当せん金の換金はできないため注意が必要です。

ネット購入(宝くじ公式サイト)では、会員登録後にジャンボ宝くじ・ロト7・ロト6・ミニロト・ビンゴ5・ナンバーズなど主要な宝くじを購入でき、当せん金は登録口座へ自動振込されます。

北海道銀行ATMでの購入──実績123本の高額当せん

北海道銀行のATMでは「道銀ATM宝くじサービス」を利用して、キャッシュカードを使ってロト7・ロト6・ミニロト・ナンバーズ4・ナンバーズ3を購入できます。当せん金は購入に使用したキャッシュカードの口座へ自動振込されるため、換金の手間がかかりません。

北海道銀行ATMからの購入による300万円以上の高額当せんは、2013年5月以降の集計で合計123本を記録しています。(2026年8月26日現在)

1億円以上の当せん:5本

・2026年4月2日 ロト6 1等 4億4,991万円(琴似タワープラザ出張所)

・2026年5月1日 ロト7 1等 2億1,132万円(大麻支店)

・2015年2月9日 ロト6 1等 2億7,204万円(山鼻支店)

・2019年2月14日 ロト6 1等 2億円(函館支店)

・2016年12月2日 ロト7 1等 1億2,310万円(長沼支店)

高額当せんについて詳細な情報を知りたい方は、こちらのページをご確認ください。

地域の支店・コンビニに設置された北海道銀行のATMから購入した宝くじで、道内各地に高額当せんが生まれています。次の高額当せんは、あなたが購入した1枚から始まるかもしれません。

ATMでの購入方法については、こちらをご確認ください。

スポーツくじ(toto・BIG・WINNER)も取り扱い

北海道銀行ではスポーツくじ(toto・BIG・WINNER)の取り扱いも行っています。スポーツくじはサッカー(Jリーグなど)の試合結果に関連したくじで、「toto」は試合の勝敗を予想するタイプ、「BIG」はコンピューターがランダムに結果を決定するタイプです。

スポーツくじの当せん金も、「スポーツ振興投票の実施等に関する法律」により個人が受け取る場合は非課税となっています。[注6]

BIGは最高6億円の当せん金が設定されており、購入者自身が選択する必要がなく手軽に参加できるのが特徴です。WINNERは、サッカーくじで1試合から参加できるシングルマッチタイプで、サッカーファンにも人気があります。

スポーツくじの売上の一部は「スポーツ振興」のために活用されており、スポーツ施設の整備や地域スポーツの普及・強化に役立てられています。宝くじと同様に購入自体が社会への貢献となる仕組みです。

[注6]e-Gov 法令検索 スポーツ振興投票の実施等に関する法律 第16条

まとめ

宝くじの当せん金は「当せん金付証票法」第13条により所得税・住民税ともに非課税で確定申告も不要です。受け取り方法は購入場所によって異なり、ATMやネットで購入した場合は口座に自動振込されるので安心です。

一方、売り場で購入した場合は受取期限の1年以内に忘れず換金手続きを行いましょう。宝くじを購入することは、売上の約40%が北海道を含む全国の公共事業・福祉に活用されるという社会貢献にもつながっています。

北海道銀行のATMでは、ロト7・ロト6・ミニロト・ナンバーズが購入でき、これまでに300万円以上の高額当せんが123本出ています。ぜひATMでの購入も試してみてください。

※本記事は2026年8月26日時点の情報を基に執筆しております。

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【監修者】

新井智美/トータルマネーコンサルタント

(保有資格)

・1級ファイナンシャル・プランニング技能士

・CFP®

・DC(確定拠出年金)プランナー

・住宅ローンアドバイザー

・証券外務員

(プロフィール)

マネーコンサルタントとしての個人向け相談、NISA・iDeCoをはじめとした運用にまつわるセミナー講師のほか、金融メディアへの執筆および監修に携わっている。現在年間200本以上の執筆・監修をこなしており、これまでの執筆・監修実績は3,500本を超える。

公式サイト:https://marron-financial.com/